ヘバーデン結節に効くサプリはある？

指の関節が変形し、痛みが伴う「ヘバーデン結節」。
40代以降の女性に多く、急に痛くなるなど、悩んでいる方もたくさんいる症状です。

朝、手を握るだけで痛い･･･

指の第一関節が腫れて痛む･･･

そんなヘバーデン結節に、「エクオール」が良いと言われています。

エクオールは、女性ホルモン「エストロゲン」と似た働きをすることから、更年期対策の一つとして注目されている成分で、エクオールで更年期が楽になったと言う意見もたくさん見かけます。

そのエクオールが、なぜヘバーデン結節に良いのか？

このページでは、ヘバーデン結節とエクオールの効果について紹介します。
ヘバーデン結節に悩んでいる方はぜひ参考にしてください。

ヘバーデン結節にエクオールが良いと言われる理由

2022年の4月に発行された「週刊日本医事新報」に「ヘバーデン結節に対するエクオールの有用性」と言う記事が掲載されました。
その記事内で、「エクオール摂取によるヘバーデン結節の症状の緩和が、一様に確認された」と書かれました。（※ただ、エクオールで関節の変形が改善する事はないので，変形してしまった関節には手術による治療が必要）

また、エクオールと更年期の研究でも、更年期の症状や関節痛にエクオールが有用なのが分かってきました。

エクオールと更年期の関係
エストロゲンを補うには「イソフラボン」が効果的と言われますが、更年期症状の重い人と、軽い人のイソフラボンの量の差を調べても、関係性は見つけられませんでした。

けれど、尿中のエクオール量を調べた結果、エクオール量の少ない人は、更年期症状が重いという結果が出ました。
この事から、更年期のケアにエクオールが有用なのが分かりました。

女性108人を対象に2日間の食事調査を行い、食事調査の最終日に24時間尿を蓄積し、尿中のダイゼイン、ゲニステイン、エクオール量を計測。（出典：日本更年期医学会雑誌 15 ：28-37,2007）

骨密度の減少を抑制。関節痛のリスクが軽減
エストロゲンの減少は骨密度にも影響を与え、関節痛や骨折リスクの増加につながります。
約1年間にわたる試験の結果、エクオールの摂取で骨密度の減少が約半分に抑えられたという結果が出ています。

出典： Tousen Y, et al., Menopause 18,563-57 4, 2011 改変。エクオールを産生しない46～63歳の閉経後5年未満の女性を対象とした約１年間の臨床試験の結果、エクオール10㎎摂取群（24名）では、プラセボ摂取群（21名）でみられた約2％の全身骨密度の減少を、約半分に抑えた。

これらのことから、ヘバーデン結節に対するエクオールの効果が分かると思います。

エクオールを摂るには、どうすればいい？

エクオールは大豆イソフラボンに含まれる「ダイゼイン」という成分からつくられるので、大豆食品を食べれば、エクオールがとれます。
しかし、残念ながら、日本人女性の約50%は大豆食品からエクオールが作れません。

理由は、エクオールをつくる腸内細菌（エクオール産生菌）が、日本人女性の半分にしかいないからなんです。

けれど、ありがたいことに、エクオールはサプリから直接摂ることができるので、エクオールを摂るならサプリメントがイチバン効果的と言えます。

エクオールサプリならなんでもOK?

とは言え、エクオールサプリはたくさんの種類が販売されています。
高品質なサプリもあれば、そうでないサプリもあるのが現状です。

そこで、高品質なエクオールサプリを見つけるための、チェックするべき3つのポイントを紹介します。
エクオールサプリを試してみようかな。と思った方は、ぜひ参考にしてください。

エクオールサプリ。選ぶ際の3つのポイントとは？

次が、3つのポイントです。

チェックしたい3つのポイント

①エクオール配合量が10mgあるか
②EC-12乳酸菌が配合されているか
③安全性は高いか

①.エクオール配合量が10mgあるか

エクオールの1日の推奨量は10mg。
なので、1日に10mgのエクオールが摂れるサプリが理想です。

エクオールサプリはたくさんの種類がありますが、中には1日の摂取量が10mg以下の物もあります。
サプリのパッケージには、1日に摂れる量が書かれているので確認しましょう。
まれに、配合量が書かれていないサプリもあります。その様なサプリは、念のため控えた方が無難かもしれません。

②.EC-12乳酸菌は配合されているか

日本人女性の約半分はエクオールを作れる腸内細菌を持っていないため、エクオールが作れません。

なので、サプリで直接摂るのが効果的なのですが、一つ問題があります。
それが「エクオールは1〜2日で全て体外に輩出される」と言うこと。

エクオールの吸収率は腸内環境で変わるため、腸内環境が悪い人は、吸収される前にエクオールが体外に排出されてしまっているんです。

エクオールの吸収率を上げるには腸内環境を整える事。そこでおすすめなのが乳酸菌で、中でも「EC-12乳酸菌」が特におすすめなんです。

普通の乳酸菌じゃダメなの？

EC-12乳酸菌は、腸内環境を整える働きはもちろんの事、エクオールを作る腸内細菌の栄養素になります。そのため、エクオールと相性がとても良く、エクオールの吸収を最大限にサポートしてくれるんです。

エクオールを作れる女性でも、腸内環境が悪いと、作ったエクオールは吸収される前に輩出されます。
なので、EC-12乳酸菌を意識して摂る事をおすすめします。

EC-12乳酸菌は一般的にも知られ、EC-12乳酸菌入りの製品もたくさん見かける様になりました。ぜひ意識的に摂ってください。

③.GMP認定工場で製造している

サプリメントは規制が医薬品に比べて緩く、成分をただ単に配合しただけのものから、安心や安全性を立証されたものまで様々です。

そこで、安全性の確認する目安の一つにGMP認定工場があります。

GMP認定工場とは、原料の入庫、製造、出庫までの全部の工程で、安全性と一定の品質が義務づけられている工場です。

医薬品は、GMP認定工場で作られることを義務化されています。

サプリメントは義務化されていませんが、GMP認定工場で製造された物なら安心です。